低溫液化ガスポンプ-プラント -プラント?エンジニアリング分野
低溫液化ガスポンプの各構成部材の軸芯を容易に揃える(登録特許第5421826號)
本特許は、低溫液化ガスを昇圧したり、また圧送したりするための低溫液化ガスポンプの組み立て技術についてです。
低溫液化ガスポンプは、-160~-196℃の低溫液化ガスの送液時において、①主軸、②転がり軸受、③軸受ホルダ、④ポンプケーシング、およびポンプケーシングのホルダ裝著部(空間)の各軸線は、同一直線上にあることが求められます。しかしながら、組み立ては常溫下で行われるため、各部材の熱膨張係數が異なると、熱収縮吸収用の空間を設ける必要があり、軸芯を揃える組み立てが困難でした。
本技術では、ポンプケーシングのホルダ裝著部と軸受ホルダとにピン穴を設け、複數の調芯ピンで位置決めすることができるので、メンテンス時も各構成部材の軸芯を容易に揃えることができます。
また、熱収縮吸収用の空間により低溫液化ガスで潤滑される②転がり軸受の拘束を防止できます。

特長
- 複數の調整ピンで、位置決めすることで、部材に空間があるポンプも容易に軸芯を揃えることができます。
- 熱収縮防止空間により低溫液化ガス中で転がり軸受を安定して使用できます。
- マグネットカップリングを使用しプロセスガス?リークゼロ(ノンリーク)を実現しました。
対象商品
- マグネットカップリング式液化ガスポンプHM15L-7M(ノンリーク)
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